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2008年にオーストラリアにワーキングホリデーに行っていた。その期間はワーホリ保険(留学保険)に入っていたが、自分なりに探して納得する保険を見つけることができた。私がその当時入っていた保険と、実際保険にお世話になったことについて書こうと思う。
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ワーキングホリデー保険(留学保険)探し
留学保険を取り扱う代理店のサイトを見たり、資料請求をして比較検討した。私はなるべく保険料は抑えたかったので、必要最低限の保障内容のものに加入するつもりでいた。
ある保険代理店のサイトで興味を持ったAIUの保険プランがあったけど、AIUの公式サイトにはそのプランは載っていない。疑問に思い直接AIUに問い合わせたところ『代理店独自のエコノミープランで、代理店経由でないと加入できない』との回答だった。つまりAIUで直接申し込むことができないプランのため、公式サイトには載せていないということらしい。
私の求めていた補償内容の保険だったので、代理店経由で申込むことにした。保険料は2008年当時で年間約12万円。同じ時期にワーホリに来ていた友人は、だいたい年間15万円くらい払っていた人が多かったと思う。エージェントの勧めてきた保険にただ入るのではなく、自分で比較検討して、金額・補償内容も納得できるものが見つかったので良かった。
私が加入した留学保険の補償内容
私が契約した保険の補償内容は以下の通り(2008年に加入していた保険)。ちなみに私はホームステイはせず、ドミトリーとシェアハウスで生活していたが、ホームステイかシェアハウスかによっても、保険選びは変わってくると思う。
A 傷害死亡・後遺障害 1,000万円
B 治療・救援費用 1,000万円
C 疾病死亡 100万円
D 長期用賠償責任 1億円
E 生活用動産 40万円
F 寄託手荷物遅延 10万円
G 航空機遅延 3万円
赤字の長期用賠償責任と生活用動産は、長期滞在向けならではの補償内容かと思う。私はワーホリ中に物を盗まれたり、住んでいる家の物を壊して弁償するということはなかったので、こちらの補償は使うことはなかった。
留学保険の解約・延長について
私は1年で保険をかけていたが、予定より早く帰国したので約8ヵ月で解約した。(ワーホリの期間7ヵ月+海外旅行の期間)。解約した場合は残期間が1ヵ月以上あれば日割り計算で保険料が返金される。逆に期間が延びる場合、日本にいる家族に延長の手続きをしてもらう必要がある。保険の利用状況によっては延長を断られる場合もあるようなので、延長する可能性がある人は最初から長めの期間で加入したほうがスムーズかと思う。
オーストラリアなど一部の国ではワーホリのセカンドビザ(条件を満たせばビザが1年延長できる)の制度があるので、保険を延長する可能性もあるかと思う。日本に手続きをお願いできる家族がいればいいが、必ずしもそうではないと思うので、その場合は現地にある留学エージェントなどで留学保険を取り扱っている場合もあるので相談してみると良い。現地の保険は日本の留学保険のように手厚くはないが、保険料は安く済む。
私の友人もカナダにワーホリに行く際、日本の保険会社より安いという理由で現地の保険に加入した。個人的には日本の留学保険が幅広くカバーしていて安心だと思うが、医療費だけの保険で良いという人や、日本で延長する手段がない人は現地の留学保険を検討するのも良いと思う。
ワーホリ中に起こったトラブルと補償内容
ワーホリ中は盗難などに遭うことはなかったが、日本で病院に行くことはほぼなかった私が、病院には何度もお世話になってしまった。入院こそなかったが、周りの友達より通院した回数は多かったと思う。私が入っていた保険ではキャッシュレス診療が可能だったのでとても助かった。
①瞼の皮膚がボロボロになった
オーストラリアのひどい乾燥のせいか、はたまた水が合わなかったのかわからないが、ある日鏡を見ると目の上の皮膚がただれている。痛いし、かゆいし、瞼の皮膚がボロボロ剥けてきて辛かった。保険会社に電話して日本人医師のいるクリニックに行った。薬やアイクリームも処方してもらい、診察料・薬代などすべてキャッシュレスでOKだった。
②風邪をひいて通院
外国人医師のクリニックで不安だったので通訳の方もお願いしたところ、通訳の方の費用も保険でカバーできた。
③バスルームで転倒 → ムチ打ち
住んでいたフラットのバスルームで滑って転倒してしまい、首と腰を痛めてしまった。クリニックで診てもらったあと、フィジオセラピーに通うように勧められる。フィジオセラピーって何?と聞くと、日本でいうと整体とか整形外科のイメージに近い治療のようだった。フィジオセラピーは何度か通うことになったが、ここもキャッシュレス診療可能だった。
④虫に刺されて通院(韓国)
これはオーストラリアから日本に帰国してから行った旅行だが、保険解約前だったので補償してもらうことができた。韓国に旅行中ブヨに刺されてしまい、帰国後に日本で通院。(帰国前日の夜のことだったので、韓国では病院には行かなかった)この通院に関しては、保険診療で一旦立替えたあと、後日振込みだった。
まとめ
保険会社によって差はあれど、普通に考えれば『補償内容が手厚い保険=高い』のは当然。私のようになるべく保険料を抑えたいという人もいれば、安心をお金で買うという考えもあると思う。
良い保険に入りたいといっても、補償内容が手厚いのが良い保険なのか、それとも保険料が安いのが良い保険なのか…? 人によって『良い保険』の基準は違うわけで、結局のところ自分が納得して最終的に選んだ保険が『良い保険』なんだと思う。
ワーキングホリデーに行っていた当時、エージェントに勧められた保険にそのまま入っている人はとても多かった。選択肢が多くて自分では決められないのか、それとも保険が全然わからなくて選べないのかはわからないけど、自分で比較検討せず、勧められた保険に加入するのは勿体ないと個人的には思う。
契約するときはサインや捺印などをすることになるけど、ただ何となくサインするのではなく、自分の意志をもって契約するかどうかが大切。保険は補償内容をきちんと確認して、納得できるものを契約するようにしましょう!