JALの上級会員を目指す『JGC修行』とは？

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JALの上級会員『JGC』とは

JGCとはJALマイレージバンクの上級会員ステイタス、『JALグローバルクラブ』のこと。通常ステイタスは1年ごとの更新になりますが、JGCに一度入会すれば専用のクレジットカードの年会費を払い続ける限りステイタスを維持することが可能。ちなみにANAにも同じような上級会員の制度（SFC＝スーパーフライヤーズ会員）があります。

JALグローバルクラブ

JGC会員になるために、JALやワンワールドアライアンスの航空会社に乗ることを『JGC修行』と呼び、JGC会員になると以下の特典を受けることができます。

・空港ラウンジの利用
・マイレージ関連のサービス（初回搭乗・搭乗ごとのボーナスマイル）
・手荷物に関するサービス（受託手荷物の優待、プライオリティバゲージ）
・ノベルティ（JGCオリジナルバゲージタグ、JALオリジナルダイアリー or マイル）
・予約・搭乗時のサービス
（JGC会員専用予約デスク、予約時の優先キャンセル待ち、前方座席指定、専用チェックインカウンター、空港での優先空席待ち、JGC会員専用エントランス、ファストセキュリティレーン、優先搭乗）

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修行期間は『1月～12月』の1年間

修行するにあたり、まず重要なのが期間。JALの『FLY ON プログラム』は毎年1月～12月の12カ月間にJALグループ運航便、またはワンワールドアライアンス加盟の航空会社の対象便に搭乗した場合にFLY ON ポイント（FOP)・回数が積算されます。

FLY ONポイントの有効期間はマイルとは異なり、1/1～12/31の1年間です。1年間にたくさん飛行機に乗り、ポイントを貯める必要があります。

FLY ON プログラムとは

積算されたFOPや回数は1月1日にリセットされてしまうので、1月～12月の1年間でFOPもしくは回数を達成する必要があります。

JALグループ航空会社

日本航空（JAL）、日本トランスオーシャン航空（JTA）、
日本エアコミューター（JAC）、琉球エアーコミューター（RAC）

ワンワールドアライアンス加盟航空会社

エアベルリン（AB/HG）、アメリカン航空（AA）、ブリティッシュ・エアウェイズ（BA）、キャセイパシフィック航空（CX/KA）、フィンエアー（AY）、イベリア航空（IB）、LATAM航空（LA/LP/XL/4M/JJ）、マレーシア航空（MH）、カンタス航空（QF）、カタール航空（QR）、ロイヤルヨルダン航空（RJ）、S7航空（S7）、スリランカ航空（UL）

JGC会員になるまでの流れと上級会員の種類

JGCに入会するためには、1月～12月の間に以下のいずれかの搭乗実績が条件となります。

・50,000FOP（JALグループ運航で25,000FOP以上の搭乗が必要） または
・50回の搭乗（JALグループ運航で25回以上＋15,000FOP）

JALの上級会員のステイタス　※（）内はJALグループ便での達成が必須

・クリスタル
30,000FOP（15,000FOP) または 30回搭乗（15回）

・サファイア
50,000FOP（25,000FOP) または 50回搭乗（25回かつ 15,000FOP）
※サファイア以上でJGCに入会可能

・プレミア
80,000FOP（40,000FOP) または 80回搭乗（40回かつ 25,000FOP）

・ダイヤモンド
10,000FOP（50,000FOP) または 120回搭乗（60回かつ 35,000FOP）

サービスステイタス一覧

JAL（JMB）のステイタスには有効期限があり、達成の翌々年の3月までとなりますが、サファイア達成後にJGCに入会することでクレジットカードの年会費を払い続ける限り、上級会員（JGC)のステイタスを維持することができます

ワンワールドアライアンスのステイタス

FLY ON プログラムのサービスステイタスを達成すると、ステイタスに応じたワンワールドアライアンス共通のステイタスも得ることができます。JGC会員になると、平JGC（JGC会員でJMBステイタスを持っていない会員のこと）に降格した後もJMBサファイアとほぼ同等のサービスを受けることが可能。

つまり、JGC入会後はクレジットカードの年会費を払い続けている限り、エコノミークラスを利用した時でも空港ラウンジが利用できたり、受託手荷物が優先的に出てくるなど、上級会員のサービスを受けることができるのです。

ステイタス会員さまへのサービス

平JGCとJMBサファイア会員との大きな違いはマイルアップボーナスの違いだと思いますが、それ以外ではそこまで大きな違いはないと思います。実際多くの人の修行のゴールもJGCに入会するまでで、一度JGCを達成した後は平JGCのまま維持している人も多いように感じます。

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回数修行 or FOP修行

JALの上級会員のステイタスを獲得するには、JALグループ運航便もしくはワンワールドアライアンス加盟航空会社の搭乗で、搭乗回数かFOPのどちらかで達成する必要があります。

回数修行

回数修行の場合、JAL国内線の安い区間を選べば30万前後でステイタス獲得も可能。

安い区間の例：伊丹～但馬、福岡～宮崎、那覇～宮古、那覇～石垣など
羽田発で比較的安い区間：羽田～名古屋など

FOP修行

FOPとは搭乗で貰えるマイルとは別のポイントのこと。マイルはクレジットカードの利用でも貯めることができますが、FOPは基本的には搭乗しないと獲得することができません。

FLY ONポイントとは、FLY ONプログラムサービスステイタスの獲得を目的として、毎年1月～12月の12カ月間（暦年）にマイルとは別に登録しているポイントです。

（出典：JAL公式サイト「FLY ONポイント」とは何ですか。）

FOP修行で押さえておく点は以下の点。

・FOPは『長距離＝FOPが稼げる』というわけではなく、JALの国内線はFOPが2倍、JALの国際線は中国、香港、アジア、オセアニアは1.5倍となる

・国内線は長距離路線（羽田～那覇）のクラスJ利用がおすすめです。（国内線はFOP2倍、クラスJはFOPが＋10％になる）

・JAL便では対象運賃でFOPプレゼントキャンペーンがあります。JAL以外のワンワールドアライアンス加盟航空会社でもFOPは貯まりますが、FOPプレゼントのボーナスは対象外となります。

FOPの計算方法、獲得FOP数を調べる

（出典：JAL公式サイト「FLY ON ポイント」について）

FOPは、マイルの積算率 × FOP換算率＋ボーナスポイントで計算することができるので、修行を始める前に計画を立てることが可能です。

JALグループ便ご利用路線のFLY ONポイントを簡単計算！

JAL以外のワンワールドアライアンス便はブッキングクラスからマイル積算率を調べ、距離を掛けてFOPを調べることができます。

提携航空会社のご搭乗でためる

ワンワールドアライアンス加盟航空会社はこちらで距離（マイル数）を調べることが可能です。

距離特典区間マイル計算機

国内修行 or 海外修行

国内修行（予算の目安：30万前後～）

国内修行は日帰りできる区間も多いので、回数修行・FOP修行ともに宿泊費などがかからず、トータルコストが海外修行より安く済むことが多い。1日2往復が可能な路線もあるので、休日にまとめて乗ることも可能です。また運賃の安い1月に沢山乗っておくと、トータルのコストを抑えることができます。

海外修行（予算の目安：50万前後～）

国内修行よりコストは高く付くことが多いですが、休みを取りやすい人は旅行を兼ねた海外修行がおすすめです。

前述した通りJALのアジア・オセアニア行きがFOPを効率よく獲得することができます（FOP1.5倍）。ワンワールドアライアンスの他社でヨーロッパ行きなどの長距離便に乗っても、JAL便ではないとボーナス分のFOPが付かないし、ブッキングクラスによってはマイル＆FOPがまったく付かない場合もあるので、FOPを効率よく貯めるにはやはりJALでアジアかオセアニアに行くのが良いと思います。

ビジネスクラスを利用する

FOPを多く獲得するにはビジネスクラスもおすすめ。FOP単価（１FOP当たりにかかる費用）はやや高くつくことになりますが、マレーシア航空のビジネスクラスのセールははかなりお得に買えることも多く、機内サービスも堪能することができます。またJALの海外発券もお得なものもあり、効率よくFOPを貯めることができます。